終わった。
ある人たちにとっての、一つの大きなイベントが終わった。
女性の女性による女性のためのお祭り、daimonCUP。
大会は大いに盛り上がり、大入りの大成功に終わった。
勝者と敗者。汗と寝不足。スタッフと参加者と観戦者。
全部が一体となって花開いていた。
スタッフはホッと安堵の表情。
参加者は、運動後の晴れ晴れしい疲れと笑顔と来年の抱負を持ち帰った。
観戦者は、見応えある試合と、心のこもったおもてなしを受け取った。
皆の協力なしには、成し遂げられなかっただろう。
一人の強い意志なしでは、成し遂げられなかっただろう。
全員の力で、今年もまた大輪の花が咲いた・・・・・・・
・・・・そう、当日見たのは花の部分。
花は、根、茎、葉があって花開くのであります。
(以下は、憶測も所感も入りますんで、うさノート責任の元でお送りします。)
大会当日までの裏側を追い続けたうさノートは、
本大会の陰日向に目を向け続けていた。
だから、華々しい部分は他メディアに任せ、
花以外の部分についてちょっと書いときます。
この大会イベントには多くの人が尽力・関係していた。
特に主催者側では様々なことを乗り越えていった。
深夜まで続く準備作業。グッヅ作成。当日の運営の詰め、取材対応、etc。
大会PRで、一日に沖縄本島を幾度と無く北へ南へ。うるま市、沖縄市、那覇市。ガス欠。
手厳しい指摘。なめられる場面。横柄な人。失礼な人。高慢と偏見を目の当たりにすること。
思い通りに進まないスケジュール、タスク。発生するトラブル。ミス。失念。
運用資金の工面。交渉。遠回しの断り文句。空振り。骨折り損。無駄骨。
あいさつ回り。頭下げまくり。 折れそうになるプライド。自問自答のモチベーション。
不安が頭をよぎるが、臆さずかけまくる電話。無茶なアポイント時間とタイミング。
もっと多くの人に、もっと喜んでもらうにはどうしたらいいか。 動きながら、最後の最後まで。
迎えた当日にも物語はあった。
優勝者に群がる人達の一方で、円陣になり閉場までミーティングするチーム。
大会までに、念入りに作戦を考え、何度も練習し、調整し、挑戦した。
自分らの力を出して、奮闘して、優勝者に負けず劣らず大会を盛り上げたチームばかり。
さらに、大会自体の運営を当日の朝から人を出し、サポートするチームもいた。
優勝こそしなかったが、僕はそんなチームの方々の姿も心にしっかり残っている。
そして大会を支えるスタッフ。
僕がジョークを言ったら、それに付き合ってくれた。
実は前日の準備で寝不足なのに、全くその素振りも見せずに。
当日、エアコンの効かない体育館を走り回って。
もっとカリカリしてたり、ドロドロの無表情でもおかしくなかったはず。
最後まで、笑顔と集中力は切れていなかった。
長い時間、夜遅い時も、忍耐強く支え続けたスタッフ。
観戦に来てくれた人。
大会を盛り上げてくれた。時間を割いて、ガソリン代をつかって。
友人に今日の話をしてくれていただろうし、してくれるだろう。
そして、来年は多くの人を呼び込んでくれるだろう。
サポートした企業や団体。
決して余裕はないこのご時世。
腹を決めて、協力した。
皆でこの大会を作り、高めた。
そこには、数字や表には現れない、それぞれにとっての成果が確かにあったと信じたい。
コレが、うさノートが見て、感じたこと。
だが、うさノートでも、今回全てを追うことは出来なかった。
僕が見たものも、10あるいは1000あるうちのホンの1、2個にすぎないだろう。
そして、今回来場・参加した人が見たものは更にそのホンの一部だ。
この大会の1つの成功の裏には、その影に9つの失敗があったと思う。
その日見た1は、華々しく、素晴らしく、
「すごいな、俺には無理だな。」と思わせる。
だが、9失敗していることが表に出ることはない。
やると決めて、
乾いた砂で砂山を作るように、手からほとんどの砂がこぼれていっても、
山の斜面がずるずる崩れ落ちても、何度も何度も積み重ねつづけて、
自分が思うような高さにしていった。
それを純粋にやり続けただけだった。
意識は高く、マズイ所は素直に修正しながら。
最初から咲くことが決まっていた花じゃないことを、
彼女とスタッフは、よくよく知っている。
だから、最後はどんなことがあったとしても、全員の感謝の気持ちで締めくくられる。
「ありがとうございます!!!」
からの、次の日貸し切りビーチパーリー&ビーチサッカー。(午後の部)
みんなホントに元気ね。
<沖縄女子フットサル 大会daimonCUP>
http://daimon-okinawa.com/daimon-cup/
以上です。
短い間でしたが、お付き合いいただき本当にありがとうございます。
あと、快くインタビューに応じてくれた全チームに、心より感謝いたします。
それでは、またチャンスがあれば。
ウサノートでした。
次回予告「うさノート、大いにふざける。」
豊嶋
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