仕事環境は自分で作る?驚きの新人教育

※これはフィクションです。

 

入社した社員に対する仕事環境を一切準備しないという会社がある。机やイス、パソコン、名刺等一切準備しない。

 

 

もちろん、社員は入社前に面接等で事前に説明されているが、入社初日に実際体験するとやはり戸惑ってしまう者が多いという。

 

 

■では、どうするのか?

 

 

社員は自分で必要な仕事環境を手に入れなければならない。

 

 

といっても、実はそこまで大変なことではない。

 

 

総務部に行けば、必要なものを申請する窓口があり、机やイス、パソコン等の必要な什器が手に入る。名刺も申請すれば3日程で手に入る。

 

また、情報システム部に行けば、メールアドレスや必要なソフトをパソコンにインストールしてくれる。

 

■どういう目的でそんな事をするのか?

「与えられるのが当たり前だという環境を疑って欲しい。」

「自分の役割を把握し、必要な環境を自分で整えるという事を学んで欲しい。」

「少し大げさですが、会社に限らず人生に必要なものは自分でつかみ取るという意識をもって欲しい」

そういう目的でやっていると人事部長の田中氏はいう。

 

「優秀な人材は、一切うろたえずに坦々と動きますね。」

 

「特にベンチャー出身の中途採用の社員は、そういう環境に慣れているらしく、ちょっとつまらないなと感じる時もあります。(笑)」

 

もちろん、デメリットもあるようだ。

新卒の社員の場合、「これはいじめではないのか?」と親がどなりこんできたりするケースもたまにあるそうだ。

 

「そういう場合はちゃんと趣旨を話して納得してもらいます。我々もきちんとした目的があって、やっていますから。」

 

「ただ、本人ではなく親御さんが来た社員の場合はすぐにやめてしまいますね。

残念ではありますが、誰かが何かをやってくれないと困ってしまうタイプの人が多いようです。」

 

 

「でも、入社初日で社員の自立意識を高めるというメリットの方が多く、社員の評判も悪くないので、今後も続ける予定です。」

 

 

※これはフィクションです。

てるや

 

 


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