実際の光景を目の当たりにして震えました。
豊嶋です。
客「じゃあ、これ二つちょうだい」
豊「あざ〜〜〜〜〜〜っす!!!」
かまぼこが二つ売れた。
1個500円。
ここは那覇市の某市場、出店ブース。
客「これ一つちょうだい」
豊「3個買ってくれたら、飴をプレゼントしますよ〜!」
客「いいよ、一つで。食べきれないし」
豊「ですよね〜!」
くじけない。次。
豊「3個買ってくれたら、飴をプレゼントしますよ〜!」
客「じゃあ、3つちょうだい」
豊「あいざいま〜す!明日もお待ちしておりま〜す!」
いい調子だ。
午前中で、すでに前日の売り上げを上回る勢い。
だが、ベンチに腰掛けていた同士の顔は垢抜けない。
豊「ん?どうしたんですか?」
同「アソコの肉屋さんに中国人のお客さんいるじゃん。14万円分購入だって」
豊「じゅっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらく中国人と肉屋のお姉さんを、見つめていた。
それから、自分の目の前にある商品たちを見つめた。
すべて売っても、5万円ぐらいだった。
最後は、遠くを見つめていた。
そして、心の中で誓った。
目の前を通り過ぎていったチャンスを、今度は確実につかむために。
(当てずっぽうじゃなく、キチンとマーケティングするぞ〜)
(そして、その客層にあった商品開発、価格設定をするぞ〜)
(これは聞いた話だけど、語学を習得するにはその国の方とお付き合いするといいらしい)
(というわけで、あくまでも”語学習得のために”外国人の彼女がほしいぞ〜)
(僕は学習意欲が、かなりすこぶる高いので、最低5ヶ国語は習得したいぞ〜)
妄想から目覚めると、ハイタッチする肉屋のお姉さんたちの姿がチラリと見えた。
豊嶋浩平
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