年度末の工事で、外が騒がしいです。
豊嶋です。
国際通り。
呼び込みのバイトのお兄ちゃん。
バ「お食事は決まってます?」
豊「まだだけど」
バ「お刺身の食べ放題やってるんですよ。毎朝店長が仕入れてます。」
豊「ほ〜」
バ「今日はマグロ。イカ、タコもあります!」
豊「わかった。じゃあ行こう。君の熱意に免じて。」
二人席に案内される。
エアコン直撃の席。
場所替えを申請。
案内された4人席。
衝撃が走る。
テーブルの上に発泡スチロール。
その上に埃まみれの扇風機。
衝撃はまだ続く。
豊「コレ(扇風機)下ろしてもらえますか?」
バ「いいですよ。」
店長がやってくる。
店「扇風機、戻してもいいですか?」
豊「あれ?さっき下ろしていいって言ってましたよ」
店「いや、戻してもらっていいですか?」
豊「はあ・・・」
バイト君がやってくる。
バ「コレ下ろしていいですよ。」
豊「さっき、店長が置けって言ってたよ。」
バ「いいっすよ」
豊「そうだよね」
バイト君、君は正しい。
店長再来。
店「扇風機、上げてもいいでしゅか?」
豊「さっきバイトの子は、いいって言ってましたよ」
店「いや、アチラのお客さんが暑いので」
豊「・・・いいですけど、話し合って、どっちか決めてください」
店長、間違ってます。
つづく。
・タコの刺身頼んだら、小皿でタコゲソの切れ端が出てきたっ!
・会計で一万円札出したら、店長、自分の財布からお釣りを出すっ!
(あの〜、スタッフを信用してないですよね?)
※これは実話です。
地位や年齢と、正しさは関係ない。
だから、自分で考えて正しいなら、それを貫いていい。
それがわからない組織とは、どうせ、どうせなんだから。
案の定、土曜の夜に店の前を通ると、
入り口で座り込んでスマホをイジる例の店長と、スタッフ募集の札。
(やはりな・・・)
もう二度と行くことはないだろう。
そう誓った数日後。
たまたま店から出てきた二人組。
男「久しぶりに”当たりの店”っていう感じかな〜」
(ウソーーーーーーーーん)
ハイ!!
正しさ〜なんて、らら〜らららら、ら〜ら〜。
豊嶋浩平
嘘だろ?とある居酒屋のサービスレベルと他人の価値観〜バイト君、それでもキミが正しい〜
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