世界のウチナンチュに届けたい!?「琉球の月」〜思いは方言を超えて〜

CD作りって大変なんですね。
豊嶋です。
 
沖縄本島東部にある某音楽スタジオ。
深夜、いや夜明けまでにわたるレコーディング作業。
歌い手は、琉球芝居役者・松玉枝さん。
それを囲む、音作りのプロ集団。
 
素人耳には全く違いがわからない。
音、タイミングの一つ一つの調整。
一切妥協しない、魂を込めた仕事。
集中。吐き気。
そこにあるのはプロフェッショナリズム。
 
(これが中央の第一線の仕事なのか。。。)
 
で僕はといえば、見学担当。やることがない。
したがって、差入れに手を出す。
というか出さないとマズい状況。
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食いきれんばかりの沖縄天ぷらオードブル(衣たっぷりのフリッター)
8人で食べて、半分残った。
 
曲目「琉球の月」
松玉枝ことたまちゃんは、この曲に惚れた。
曲に惚れに惚れた末、己自身で作詞した。
「琉球の月」は沖縄で生まれたことの誇り、幸せを知らせる歌。
ハーフである彼女。いじめられた過去。助けてくれた沖縄の人々。
悲しさ、寂しさ、不安の中で残った、力強い感謝の気持ち。

そして、もう一曲は「宝の木」という曲。
子を思う母親の愛。
 
両曲とも完全なる沖縄方言歌。
県外出身者にとっては、何を言っているかはわからない。
でも初めて聞いた時、なぜかこれはいい歌だとわかった。
思いが声にのり、言葉を超えて心に届いた。
 
詩の内容がわかる沖縄の人は、話していた。
 
「何だか自信をもらった。実はここに来る前は、もやもやしてたんだ。」
 
この歌に救われた人が確かにそこにいた。
かたや言葉がわからなくても伝わった者もいた。
遅咲きのCDデビュー。一大決心。
体は大きいが気は小さい彼女。
世界のウチナンチュの心をつなぐ架け橋となるため、勇気を振り絞る。
海を越えていけ、琉球の誇り歌。
 
※「琉球の月」は下記よりご購入いただけます。
https://item.mercari.com/jp/m444930783/
 
豊嶋浩平


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