※これはフィクションです。
俺のバイト先、行列のできる弁当屋さん。
そこに看板娘のヒラタさんという方がいる。
看板娘と言っても、結構お年を召した方。
なので、移動スピードがすこぶるアレだ。
朝の弁当配達。
その時間は忙しいを超えて戦争だ。
俺はヒラタさんと弁当を配達することになった。
現地に着く。
ヒラタさんに気をつかって、
俺より大分少ない数の弁当を台車で運んでもらうことにした。
一緒にエレベーターで、目的地の地下一階に行く。
時間ギリギリだったので、とにかく急いで台車を降ろす。
俺の台車を先に降ろす。
(う、重い。。。うんしょ、うんしょ)
重いが、ヒラタさんに手伝わせるわけにはいかない。
一人でなんとか降ろして、ヒラタさんの方を振り向く。
「さ、ヒラタさん・・・」
(って、いないじゃん!!!!)
エレベータのドアが閉まってる。
慎重に台車を降ろそうとしたであろうヒラタさんとともに、
エレベーターは5階(最上階)まで上がっていく。
※これはフィクションです。
豊嶋浩平
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