丁寧なヒラタさん〜行列弁当屋の看板娘事件簿〜

※これはフィクションです。

 

俺のバイト先、行列のできる弁当屋さん。

そこに看板娘のヒラタさんという方がいる。

看板娘と言っても、結構お年を召した方。

なので、礼儀がすこぶるアレだ。

 

昼の弁当販売。

その時間、100個の弁当が15分で無くなる。

忙しいというか、まさに戦場だ。

販売前から、行列ができる。

 

その日、ヒラタさんには、

300円のお弁当だけ、

担当してもらった。

 

お客さんがヒラタさん担当の弁当を買う。

会計をするヒラタさん。

By: kanegen - CC BY 2.0

お弁当を受け取るヒラタさん、貼られている値札を探す(300円弁当のみ担当)

値段をしっかり確かめる(300円弁当のみ担当)

ヒラタさん「300円になります」(300円弁当のみ担当)

あらかじめ用意してた300円を渡す、お客さん(300円弁当の列)

しっかりお金を数えるヒラタさん(300円弁当のみ担当)

 

そして、テーブルに三つ指をつき、

「ありがとうございます〜」

深々とお礼をするヒラタさん。

 

減らない行列(300円弁当の列)

 

※これはフィクションです。

 

豊嶋浩平


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