※これはフィクションです。
俺のバイト先、行列のできる弁当屋さん。
そこに看板娘のヒラタさんという方がいる。
看板娘と言っても、結構お年を召した方。
なので、礼儀がすこぶるアレだ。
昼の弁当販売。
その時間、100個の弁当が15分で無くなる。
忙しいというか、まさに戦場だ。
販売前から、行列ができる。
その日、ヒラタさんには、
300円のお弁当だけ、
担当してもらった。
お客さんがヒラタさん担当の弁当を買う。
会計をするヒラタさん。
お弁当を受け取るヒラタさん、貼られている値札を探す(300円弁当のみ担当)
値段をしっかり確かめる(300円弁当のみ担当)
ヒラタさん「300円になります」(300円弁当のみ担当)
あらかじめ用意してた300円を渡す、お客さん(300円弁当の列)
しっかりお金を数えるヒラタさん(300円弁当のみ担当)
そして、テーブルに三つ指をつき、
「ありがとうございます〜」
深々とお礼をするヒラタさん。
減らない行列(300円弁当の列)
※これはフィクションです。
豊嶋浩平