チョコレートをもらいました。嬉しかったです。
豊嶋です。
その日、お店にお伺いすると、
久しぶりにたくさんのお客さんが席に座っていた。
いつものこの時間には、たいてい店主しかおらず、ゆっくりできる。
おばあの前に座った。
もぐもぐ。
彼女はお弁当を食べている。
ちょっと話かけてみた。
聞けば、彼女は戦前の生まれだという。
当時4才。
飛行機が飛んできたら、いつもサトウキビ畑に隠れたそうだ。
サトウキビ畑でサトウキビをかじったりして、遊んでいたと表現していた。
戦時中は、夜にヤギ、豚、トリを殺して、焼いて食べ、ひもじい思いはしなかったそうだ。
そうして話を聞いている内に、彼女の口から驚くべき発言の数々が。
(ちなみに、戦争のことじゃないです。)
①昔はアカバナ(ハイビスカス)をリンスとして使っていた!
「昔はね〜、アカバナを揉んで、髪に塗っていたんですよ。あと泥を髪に塗って洗っていた。いまはクチャっていうの?土をとってきて、日干しして、それを水に溶かして、洗っていましたよ。今も、髪洗い粉といって、売っているはずですよ。」
②シャコガイは泳ぐ!
「私は海の近くの生まれです。シャコガイは泳ぐんですよ。小さいのは岩についたまま、動かないけど。大きいのは、泳ぐんですよ。中身を出して、貝殻を全部包んで泳ぐの。泳いでる姿をみても、シャコ貝ってわかりませんよ。海人じゃないとわかりません。海人に聞いてみたらいいですよ。」
③熱さましには芭蕉の木!
「昔の沖縄の人はね、芭蕉の木を熱さましに使っていましたよ。芭蕉布に使う木があるでしょ?その木の幹を繰り抜いて、その芯を枕として寝てね、熱さまししていたんだよ。」
知ってました?
少なくとも僕にとっては、未知との遭遇でした。
そして、その後も、貴重な情報収集は順調に続くかと思われた。
が、しかし、突然もう一人おばあが参戦!
私の理解の及ばない言語領域での交信に移行!
残念ながらその日、これ以上の収穫を得ることはなかった。
ー完ー
でも、なんか「豊見城が何でも一番だ」て言ってたな。
豊嶋
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