※これはフィクションです。
入社一年目の従業員でも会社(新会社又は子会社)の社長に立候補できるという会社があった。
■立候補するための条件は3つだけ
①その会社でやる事業の計画を自ら立てること
②入社から3ヶ月以上経過していること
③社長に就任が決まったら辞表を出すこと
■社長在任中の条件
①初年度の社長の報酬は年額500万円以下であれば社長自身が決められる。
2年目の報酬は、前年度の純利益の50%を上限に、社長自身が決められる。
②新会社に用意される資本金は1000万円(親会社が100%出資)
③以下のいずれかの条件で終了
a)運転資金が0円になる。
b)就任から2年間が経過する(任期満了)。
c)辞任又は解任される。(解任は不祥事等を起こした時だけ)
■ポイント
・当初は「経営者の視点を持っている人材を育成、開発する」という目標を掲げて、人材育成に取り組んでいたがうまくいかなかった。
・なぜ、うまくいかないのかを社内で議論した際に、「経営者の視点をもつには、実際に社長にならないとわからないのでは?」という意見が出た。
・また、「社長になりたいと思っている人間が社長にならなければ意味がない」という意見も出た。
・ということで、「社長になりたいと思っている人に社長にやってもらおう」というプロジェクトが発足した。
・優秀で情熱あふれる人達がどんどん事業を立ち上げ、利益をもたらしてくれるので非常に助かっている。
・独立するためのステップとして入社する社員もいるが、それは大歓迎。将来のパートナーとなりうる。
・デメリットもある。親会社よりも子会社に優秀な社員が偏ってしまっているので、なんとかする方法を思案中。
※これはフィクションです。
てるや