絶句!クラウドファンディングに沖縄の団結力を見た。〜巨大台風の日の大進撃〜


締め切りの時間が刻々と迫っていた。
 
あの子がクラウドファンディングに挑戦した。
目標金額は100万円。
彼女にとっては初めての試み。
ここまで露骨な資金援助依頼は異例のことだった。
https://readyfor.jp/projects/daimon-cup
 
経過はというと、これまたなかなかの進捗。
ジワジワと集まってはいたが、締切前日までの達成率は30%程度だった。
はっきり言って、誰が見ても達成は難しいと思われた。
 
しかも最終日の7月8日、
沖縄は数十年に一度という巨大台風に見舞われた。DSC04400
その影響で、たくさんの世帯が停電した。
人のことをかまっている余裕はない。
かくいうあの子の家も停電した。
メッセージがSNSに流れる。
ネットはおろかPCも立ち上がらない状況。
 
さて、彼女はこの状況をどう打開するのか?
 
SNS上に彼女の支援を募る短かい文章。
スマホからであろうか、短く簡素なメッセージだった。
それでも1時間おきに送られてきた。
残された時間、限られた条件下で、考えうる全てのことを彼女はやっていた。
 
思いつめてる暇などない。
「無理だ」「いやまだ行ける!」の繰り返し。
たとえ自らが愚策だと承知してても、何とかするためにもがく。
天候ごときに左右されない、彼女の目標、夢、希望。
 
今できること。
メッセージを送りまくる。
電話をかける。
暗い部屋の中、スマホの画面だけがぼんやり明るい。
電話の電池がなくなっていく。
 
残り数時間。
沖縄は暴風域の真っ最中。
DSC04400
PCの画面上で信じられないことが起こっていた。
今まであれほど停滞していた数字が、見る見る上がっていく。
ウチナンチュの、いや沖縄を愛する人達全員の、大進撃が始まっていた。
 
繰り返すが、前日までは30%程度。
最終日夕方過ぎ、残り数時間足らずの間に、
達成率が40%、50%、60%、70%、80%。
目標金額に向けてグングン数字が大きくなっていく。
 
だが、締め切り1分前、まだ10%強足りなかった。
秒読みが始まる。
 
「00:00:27」
 
金額は動かない。 
 
「00:00:00」
 
(ダメか。。)
 
おそるおそる更新ボタンを押す。
 
「¥1,119,000−」
 
一瞬、目を疑った。
達成していた。
 
圧倒されて、言葉がでなかった。
椅子の背もたれに上半身の体重を預け、放心して動けなかった。
そして只々脱帽した。ウチナンチュの底力、団結力。
 
実はみんな最初からずっと見守っていた。
そして最後の最後、いよいよ本当に助けが必要になった時、自分達の精一杯の力を貸した。
いい意味での駆け込み。(見てるほうはヒヤヒヤだけど。)
 
その日、沖縄にやってきたもうひとつの台風。
その台風の目は、まぎれもなく彼女。
この台風女子は皆を巻き込んで、半端ない瞬間最大風速を叩きだし、
結果、このフットサル大会を、真の意味でみんなのプロジェクトにした。


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