その日、ココナッツさん(仮名)がオフィスにやって来た。
ひと通りの打ち合わせを済ませた後。
コ「あ、そういえば、ココナッツオイルを扱ってるんですよ。」
豊「え?ココナッツオイルですか?え?何に使うんですか?」
コ「食べても大丈夫なんだけど。スキンケア用の。」
豊「はあ。。そうなんですか〜。。。」
失礼ながら、全然ピンときていなかった。
家に帰ってネットで調べてみた。
何だかスゴく体にいいみたいいいいいいいいい!!!!!
どうやら巷で流行ってるみたい?
※効能については、ネット上にいろいろ情報があるので割愛。
別の日、お願いしてサンプルを試させてもらった。
数滴垂らして、腕に塗ってみる。
すると、アレを連想させるおいしそうな香り。
ドーナッツにココナッツの白いパウダーをふんだんにまぶしてあるヤツ。
自分の腕にカブリつきたくなる衝動をなんとかおさえた。(少しなめた)
豊「へー、日本製なんですね。この瓶(100ml)1つでおいくらですか?」
コ「2000円」
豊「(うっ高い!)あ、そうなんですね〜。ほ〜う。。」
後日、まわりに聞いてみた。
高くなかった。
市価の半分以下。
卸値だった。
ココナッツさんは、沖縄を代表する企業を作るべく起業した、新進気鋭の若手実業家だ。
MBAを取得し、M&A(事業承継で跡継ぎ問題解決)やリサイクル事業を柱とした会社を経営。
頭脳もさることながら、休みの日には子供野球の審判を8時間こなす体力も持ち合わせている。
ココナッツさんの車もさすがだった。
車の中もココナッツの香りが濃く漂っていた。
そのことを彼に伝えると、
コ「え、そうですか?そんなことないですよ」
(いや、するから)
彼に自分の車のニオイは分からないのかもしれない。
しかし”ビジネスの”嗅覚は、ピカ一だ。
・取材協力:株式会社リンキングルー <お問い合わせ先:info@linkinglue.com>
豊嶋(ココナッツさん遭遇場所:ノマドん)