※これはフィクションです。
これは、とある高齢化社会に向かいつつある国民1億人の国の話。
総理大臣「国民全員を労働力として活用できる政策はないものか・・・」
大臣「ありますよ。荒治療になりますが・・・」
総理大臣「ほう。一応聞かせてくれ。」
大臣「公務員の採用年齢を60歳に引き上げることです。」
総理大臣「むむっ!?」
数年後、その政策は採用された。
その結果、国にもたらされたもの。
・働き盛りの若者が、民間で働くようになり、若い才能が新しいビジネスを生み出した。その結果、競争力が高まり税収も増えた。
・若年層が民間で働くことにより、深刻な人材不足が解消された。
・定年後も働くので、毎日体を動かし、健康年齢が上がった。その結果、国民の寿命も延びた。医療費も減少した。
・定年後の仕事の報酬を提供する代わりに、年金の受給年齢を引き上げた。結果、年金の受給層が減り、そう年金支払い額が減った。
・民間で働いてきた経験ある人材を、自治体の運営に活かせるようになり、財政が豊かになった。
・自分の息子や孫のために、子育て支援を強化した。無駄な税金の使用がなくなった。
・老後の心配がなくなり、お金を貯蓄よりも活用する傾向になったため、経済活動が活発になった。
・若者が少ないため人材は貴重であった。それに伴い人件費は上がり、業務の効率化も行われ、若年層は富裕層となった。
・その結果、子供を安心して生み、育てられる環境ができた。
この国が行ったのは、リサイクルだった。
人という大切な資源を、最後まで活用した。
人を活かした。
結果、国民一億人が全員活躍できる国となった。
今では、この国に世界各国からの視察団が訪れている。
※これはフィクションです。
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