※これはフィクションです。
体育館をスポーツに使わせない。
そんなアホな町がある。
理由は「体育館が壊れるから」「修理代がかかるから」
何のための体育館なのか?
体育館を壊さないように、スポーツをやらないといけない。
それは、静かに歌わないといけない、カラオケボックスのようなもんだ。
本気なのか。
業を燃やした町民。
嘘の使用目的で申請し、こっそり体育館でスポーツしだした。
するとどうだろう。
町民の体はみるみる引き締まり、健康体そのものになっていった。
それだけではない。
メタボ改善。町の医療費が減った。
町のスポーツ店の売り上げが向上した。
コミュニティーが出来た。孤立がなくなっていった。
健康的な男女のカップル。人口増加につながった。
ストレス発散。DVがなくなった。
終わった後のビールがうまい。飯がうまい。
飲食店、居酒屋が儲かった。
数年後。
町は突如、体育館の開放に踏み切った。
理由は「町民の健康が一番大事」だからとのこと。
町民は鼻で笑った。
本当はそうではない。
体育館の修理費よりも、人の修理費の方が高くつくということに気づいたからだ。
※これはフィクションです。
豊嶋浩平
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