みなさま、ごきげんよう。
豊嶋です。
フットサル当日。
ブランクのある初参加のメンバーを引き連れ、会場へ。
移動中の車中では、偉そうに語る豊嶋。
「体育館でするので、シューズは裏が生ゴムのを買った方がいいですね」
「大丈夫ですよ。僕も最初は、全然動けませんでしたから」
「水は必須ですよ。2リットルのヤツがオススメです」
「今日の目標は、怪我をしないことですね」
「足のツメとかすぐ剥がれますからね。きちんと切ってくださいね」
(なめちゃいかんよ、なめちゃ)
さて、ゲームが始まる。
すると、意外や意外。
新メンバーはなかなか動きがいい。
「ナイスカット!!」
などと、それでも意地の、上から目線豊嶋。
これは負けてられんと、ボールを取りに行った次の瞬間だった。
「メキョっ」
(あら、もしかして私ったら・・・)
いやーな感触が、右足の親指に走った。
ゲーム終了後、シューズを恐る恐る脱いでみると、
真っ赤なソックスが、さらにドス黒く染まっていたという。
ツメを見事に、あおっちゃったという。
メ「身をもって、示してくれたんですね〜」
豊「足のツメ、ちゃんと切ったんだけどな〜〜〜(うわずり気味)」
「河童の川流れ」ともいう。
「弘法も筆の誤り」ともいう。
しかし「人の振り見て、我が振り直せ」というのもある。
要は、それぞれの立場で、人は何を学ぶかということだ。
同じ一つの出来事から。
帰りの車中。
「ポジショニングはいいですね。あと、課題はキック・・・」
細い視線が後頭部に突き刺さるのを無視し、上から目線で喋り続ける彼がいた。
彼のさとりはまだ遠い。
豊嶋浩平(=彼)