※これはフィクションです。
以下は、体力もない、スピードもない、テクニックもない、シニアフットサラーのための戦術である。
そして、実際にこの戦術をとった、チームの結果を最後に記す。
■前提
・カウンターを食らうと追いつけない。
・コートを行ったり来たり、走り回れない。
・足下へのパスしか受け付けたくない。
■チームとして
・無駄に下がらない(体力消耗を防ぐため)
・せめて頭の中の切り替えを早く(せめて)
・パスを多用する(体力消耗を防ぐため)
■オフェンス
・ミドルシュートをうつ(シュートで終わるのが大事)
・サイドからでもシュートをうつ(外していいからゲームを切るのが大事)
・2人はさがる。(カウンター防止。だって追いつけないもの)
■ディフェンス
・タテを切る(狭いコートではタテにいかれるのが一番まずい。プレッシャーかけて相手のミスを誘う)
・抜かれない(撮りにいかなくていい。プレッシャーかけて相手のミスを誘う)
・2人でいかない(取れない場合のリスクがでかい)
■キーパー
・ゴールの真ん中に立つ(太ってるから3分の一の確率で防げるでしょ)
・コーチングする(どこ空いてるよとか、どこにボールあるよとか。あと戦術のリピート再生)
・顔とタマタマを防御する(そこさえ守れば、シュートは怖くない。逃げないで済む。構えはご自身で考えて)
これを実行したシニアフットサルチームは、地域の小さな大会で、準優勝した。
そして、チームから得点王がでた。
それもそのはず、彼は一切ディフェンスをしなかった。
チームの得点は全部彼だった。
※これはフィクションです。
豊嶋浩平